レンタルと購入の違い - 緑のレンタル | グリーンポケット          

小さな森づくりコラム

  • 2024.03.18

    小さな森づくり

    レンタルと購入の違い

     

    グリーン・ポケットのサービスのシステムを説明する際に、よくお客様に聞かれるのが、緑をレンタルした時と購入した時との違いです。お客様によってはレンタルをご利用されたことがない会社もいらっしゃいます。その場合は、レンタルのメリットをお話しすることが多いです。表にまとめた通り、「空間演出」「種類」「管理」「コスト」「手軽さ」の面で、購入するよりメリットがあります。大きくわけると、お客様のメリットは次の2つです。

     

    〇緑を交換していくので、様々な種類が楽しめる

    〇水やりやメンテナンスなど管理はしなくていい

     

    中でも、様々な緑と交換していくことは大きなメリットでしょう。購入してしまえば、緑がずっと変わらないからです。それだけではなく、グリーンレンタルは社員のメンタル向上に効果があることが産学連携研究で明らかになっています。

     

    グリーン・ポケットは緑の力を科学的に証明しようと、千葉大学園芸学部と3年に渡り研究を行いました。実際のオフィスで働く人たちに、緑があることでメンタル面にどれだけ効果があるのか、検査やアンケートを実施しました。その1つに、1か月間デスクに緑を置いた後にデスクから撤去して“緑ロス”のメンタルを検査し、その後再納して“緑が戻ってきた”ことによるメンタルの変化を再度検査した実験があります。具体的なスケジュールは次の通りです。

     

    4月 机の上に緑を置く → メンタル検査①

    5月 緑なし → メンタル検査②

    6月 机の上に緑が戻る → メンタル検査③

    7月 メンタル検査①②③を比較、分析

     

    この実験を行うにあたり、私たちは仮説を立てました。緑ロスの状態から緑が戻った時、メンタル検査の数値はよくなる。そして6月に緑を戻すときは、4月に慣れ親しんだ同じ緑だけではなく、新しい緑も用意しました。仮説では、新しい緑があったとしても、愛着がある4月と同じ緑を選ぶ人が殆どだとしたのです。

     

    メンタル検査の結果は、緑ロスの5月は数値が下がり、緑が戻った6月は数値が上がりました。ここまでは仮説通りです、そして仮説になかった面白い結果もでました。実に4割近い人が違う緑を選んだのです。あるIT企業では緑を変えた人が若干上回りました。アンケートにあった緑を変えた理由は次の通りです。

     

    「気分転換に変えてみた」

    「4月とは季節が違うから」

    「今度は葉が大きいのがいいと思った」

    「自己負担でないのだから色々変えたい」

    「他の人の緑をみていっぱい種類があることを知った」

     

    また、同じ緑を選んだ人のアンケートからは「実験なので同じ物を選んだ」という声もあり、実際の割合は違うのかもしれません。わずかの間でこの反応ですから、半年1年と続けば新しい緑に交換したいという声が多くなることも考えられます。

    やはり職場は自宅にはない緊張感やストレスがあるので、愛着よりもそれらを軽減することが求められるのではないでしょうか。

     

    つまり緑を定期的に交換していくグリーンレンタルは、働く人に求められており、且つメンタル向上に効果があるのです。これがレンタルと購入の最大の違いです。

     

    産学連携研究は、緑の持つ癒し効果やストレス軽減効果を科学的に証明しだけではなく、グリーンレンタルというビジネスモデルの社会的意義をも証明しました.緑はグリーンレンタルにして、その力を十二分に発揮できるのです。

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