レンタルと購入の違いとは?グリーン・ポケットの特徴 - 緑のレンタル | グリーンポケット          

小さな森づくりコラム

  • 2024.03.18

    小さな森づくり

    レンタルと購入の違いとは?グリーン・ポケットの特徴

    レンタルと購入の違い

    グリーン・ポケットのサービスのシステムを説明する際に、よくお客様に聞かれるのが、緑をレンタルした時と購入した時との違いです。お客様の中にはレンタルをご利用されたことがない会社もいらっしゃいますし、自社で購入して社員の方が管理されている会社もいらっしゃいます。その場合は、レンタルのメリットをお話しすることが多いです。    

    〇レンタルのメリットとは

      レンタルのメリットは表にまとめた通りです。「空間演出」「種類」「管理」「コスト」「手軽さ」の面で、購入するよりメリットがあります。いずれも会社全体としてのメリットですが、社員の方のメリットとして考えると、次の3つがあげられます。   〇レンタルする植物は定期的に交換されていくので、様々な種類が楽しめる 〇植物の水やりやメンテナンスなど管理はしなくていいので、手間がかからない 〇もし植物が枯れてしまっても交換できる   植物の管理は社員の負担になります。例えば受付に植物を置こうとなった時に、花屋や園芸ショップに買いに行く、水やりをする、伸びた葉を切る、枯れたら廃棄するという作業が発生します。その作業や手間を誰がするのか、社員がやることになり、ほとんどの会社が総務部門の仕事を増やすことになります。   様々な種類の植物と交換していく特徴も大きなメリットでしょう。購入してしまえば、毎月レンタルコストはかかりませんが、いつも同じ植物です。グリーン・ポケットはお客様のご要望に合わせた豊富な植物をご用意しております。たとえば春はライムポトス、夏はアレカヤシと、四季折々の季節の植物を楽しむこともできるのです。   そして、この植物を交換していくというグリーンレンタルの特徴が、ビジネスの現場では社員のメンタルヘルス向上と関係あることが産学連携研究で明らかになっています。   グリーン・ポケットは緑の力を科学的に証明しようと、千葉大学園芸学部と3年に渡り研究を行いました。実際のオフィスで働く人たちに、緑があることでメンタル面にどれだけ効果があるのか、どんな良い影響を及ぼすかの検査やアンケートを実施しています。   2年目に行った実験の1つに、1か月間デスクに緑を置いた後のメンタル状態、デスクから撤去して“緑ロス”のメンタル状態、その後デスクに再納して“緑が戻ってきた”メンタル状態、以上の変化を検査する実験を行いました。具体的なスケジュールは次の通りです。   4月 デスクの上に緑を置く → メンタル検査① 5月 緑をデスクからなくす → メンタル検査② 6月 デスクの上に緑が戻る → メンタル検査③ 7月 メンタル検査①②③を比較、分析   この実験を行うにあたり、私たちは2つの仮説を立てました。   仮説1:5月の緑ロスの状態から緑が戻った6月は、メンタル検査の数値はよくなる。 仮説2:6月に緑を戻すときは、4月に慣れ親しんだ同じ緑だけではなく、新しい緑も用意してそこからも選んでよいとした。新しい緑があったとしても、愛着がある4月と同じ緑を選ぶ人がほとんどだと予想。   仮説2については、「愛着」がキーワードでした。1年目の実験で被験者となっていただ いたオフィスで働く皆様からは、アンケートやヒアリングで様々な声をいただきました。 その中で「緑に対する愛着が生まれた」という声をよく聞きました。実験期間中は社員同 士が自分のなどデスクに置いた緑の話で盛り上がることが多く、名前を付けたり話しかけ るなど可愛がっていたそうです。   そして2年目の実験の6月にはこんな事件もおきました。カトリーヌ迷子事件です。それは“緑ロス”期間が終了して各人のデスクに緑が再納された日のことでした。その女性社員は戻ってくる自分の実験用の緑、サンデリアーナという種類の植物ですが、1か月振りに会うのを楽しみにしていました。「カトリーヌ」と名前まで付けて、可愛がっていたのです。 ところが戻ってきたのは、同じサンデリアーナでも違うサンデリアーナでした。4月に1か月間一緒に過ごした彼女にしかわからない特徴、具体的には下の葉が1本だけ飛び出ているという愛しいものです。私のカトリーヌは何処に?悲しむ彼女を救うべく、直ぐに社内に捜索メールが流れます。やがて他の人のサンデリアーナと入れ変わっていたことがわかり、迷子のカトリーヌは無事彼女のもとへ。涙の再会となったそうです。 仮説2はこうした事実を基にたてられました。愛着が実験結果に影響を及ぼし、多くの人が同じ植物を選ぶことが考えられました。   メンタル検査の結果、緑ロス状態の5月のメンタル数値は下がり、緑が戻った6月のメンタル数値は上がりました。つまり仮説1はその通りでした。 そして仮説2に関しては面白い結果がでました。意外にも、新しい緑を選んだ人が多かったのです。あるIT企業では、緑を変えた人が4割を超えました。アンケートにあった緑を変えた理由は次の通りです。   「気分転換に変えてみた」 「4月とは季節が違うから」 「今度は葉が大きいのがいいと思った」 「自己負担でないのだから色々変えたい」 「他の人の緑をみていっぱい種類があることを知った」    また、同じ緑を選んだ人のアンケートからは「実験なので同じ物を選んだ」という声もあり、実際の割合は違うのかもしれません。4月から6月でこの反応ですから、半年1年と続けば新しい緑に交換したいという声が多くなることも考えられます。   ここでわかったことは、やはり職場は特別な場所だということです。自宅にはない緊張感やストレスがあるのでしょう、故に愛着よりもそれらを軽減することが求められるのではないでしょうか。つまり緑を定期的に交換していくグリーンレンタルは、働く人に求められており、且つメンタル向上に効果があるのです。これがレンタルと購入の最大の違いではないでしょうか。産学連携研究は、緑の持つ癒し効果やストレス軽減効果を科学的に証明しただけではなく、グリーンレンタルというビジネスモデルの意義を証明しました。  

    〇グリーンレンタルの歴史

      農林水産省が、花きの新規需要開拓を探るための可能性調査として、「花と緑の効用、家庭とオフィスの導入状況に関する調査」を実施しました。その報告によると、調査全体の44.8%がオフィスに花や緑を飾っているそうです。半数以下とは意外な数字です。 内分けは、業務・休憩スペース内にあるのは17.4%。 飾ってある場所は、「会社の入り口、ロビー、エレベーターホール、廊下」が最も多く27.3%。業務スペースと休憩スペースのいずれかに飾ってあるとした人は、全体の 17.4%でした。 スペースにあるのは「観葉植物」が過半数。切り花は約3割。業務/休憩スペースにあるのが最も多いのは「観葉植物」で 57.6%。次いで、「鉢植えの花」 が 48.2%、「切り花(ブーケ、アレンジメントを含む)」は32.3%ということです。結果を見るとやはり観葉植物は人気ですね。   グリーンレンタルは、かつて「貸し植木」と呼ばれる古い業態でした。その始まりは実際にあったかどうか定かではありませんが、文化文政期から盆栽程度の貸し借りはされていたといいます。現在のような観葉植物のレンタル形式の歴史となると、一部には戦前からあったようですが、一般的に広まったのは戦後、欧米文化の影響を受けるようになってからです。しかも最初は、ホテルやレストラン、あるいはダンスホールや高級キャバレーなどの社交場だけでした。その担い手は造園業者で、それも造園業のサイドビジネスの域を出るものではなく、観葉植物のレンタルを専門とする会社はありませんでした。 そんな時代だった1977年に創業した当社は、サービス業をかかげ、お客様第一主義でやってまいりました。私たちのサービスがスタンダードだと自負しております。真のグリーンレンタルをこれからも提供してまいります。

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