健康とCO2の関係 - 緑のレンタル | グリーンポケット          

小さな森づくりコラム

  • 2024.07.01

    室内のCO2を吸収

    健康とCO2の関係

    地球温暖化という国際規模の大問題と並んで、空気中のCO2の増加は身近な生活にもマイナスの影響をあたえます。特に1日の大半を過ごす室内のCO2の増加は、眠気や頭痛など体調に悪影響を引き起こす原因の1つと言われています。つまり、一定の数値を超えると、人の健康に害を及ぼすのです。

     

    〇身近な生活にも影響を及ぼすCO2

    国は換気に関する法律において、室内のCO2濃度は建築物において1,000ppm以下(厚生労働省/建築物環境衛生管理基準)、教育施設は1,500 ppm以下(文部科学省/学校環境衛生基準)に保つよう定めています。何故なら、CO2の濃度が上がると人体に悪い影響がでるからです。  

    濃度を下げるには定期的な換気が必要ですが、高層化による安全性の確保のためなど様々な理由で、窓を開けられないオフィスが多くなっているのも現状です。CO2濃度は低ければ身体に影響はありません。一般的な外気は400ppm前後です。

    しかし、1000ppmを超えると軽い眠気に襲われ、2500ppmからは健康に悪影響がでてきます。症状は表の通りで、20万ppm、つまり濃度が20%を超すと死の危険があるそうです(参照:科学技術振興機構)。

     

    CO2濃度 症状
    400ppm 症状なし(大気中に含まれる濃度)
    1000ppm 軽い眠気
    1600ppm うとうと、不愉快
    2500ppm 健康への悪影響
    0000ppm 血圧上昇、耳鳴り

     

    〇オフィスのCO2を減らす緑

     CO2は地球温暖化を起こすだけではなく、健康まで悪い影響を及ぼすようです。少仕事をしていてウトウトする、頭痛がするというのは、オフィスのCO2濃度の高さが引き起こしているのかもしれません。それが会社の雰囲気を暗くし、仕事がはかとらず、成果につながらない。まさしく、オフィスの空気が悪いのです。そこに植物を置くことで、少しでもCO2を減らすことができるのです。

     

    今までCO2の増加は、地球温暖化の原因とされることから環境問題としてクローズアップされてきました。しかしこれからは健康問題として語られることが多くなりそうです。実際に、身体への影響もでてきています。具体的な事例です。

     

    〇ここ数年で報じられた二酸化炭素中毒

     二酸化炭素中毒という言葉が使われ始めたのは、2020年からです。消費者庁は、2021年にかけて、葬儀の際に3件死亡事故が起きたと発表しました。

     

    この事故は、故人に最後の別れをしようと棺の中に顔を入れたときに、二酸化炭素を吸い込んだことによるものとされています。棺の中には遺体の保全のためドライアイスが入れられ、そこから二酸化炭素が充満していたのです。

    消費者庁は葬儀の際の注意点として、棺に不用意に顔を近づけない、部屋の換気を十分行うよう呼び掛けています。

     

    メディアは地球温暖化など環境問題ではCO2で統一されていますが、それ以外ではまだ二酸化炭素と呼ぶようです。いずれにせよ、怖いニュースですね。

     

    〇植物は環境にも健康にも効果がある

    今までCO2の増加は、地球温暖化の原因とされることから環境問題としてクローズアップされてきました。しかし身体への影響もあり、前述した中毒などで死に至る例もでてきています。CO2を吸収する植物の効果が、健康面からも注目されています。

     

     つまり植物は、癒し効果で精神的によい影響を与え、身体的にもよい影響を与える、健康にも効果があるのです。まさに現代社会が直面する問題の解決に大きく関わっているのです。室内にもっと緑をおきましょう。

     

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