2024パリ五輪とメンタルヘルス改善を緑の力で成功に導く - 緑のレンタル | グリーンポケット          

小さな森づくりコラム

  • 2024.07.31

    小さな森づくり

    2024パリ五輪とメンタルヘルス改善を緑の力で成功に導く

    2024パリ五輪が始まりました。ヨーロッパの大国フランスでの開催とあって、セーヌ川の遊泳やペットボトル問題など、環境への考慮が大きくフォーカスされた話題の多い大会となっています。競技について日本選手は初日からメダルラッシュとなり、メダル獲得ランキングで上位に入っています。来月から行われるパラリンピックも合わせ、国を代表して活躍する選手の姿に胸を熱くし、誇らしく思います。

     

    その一方で、日本人に関して気になる調査データが国から発表されました。メンタルヘルスに悩む人が増えている現実と日本の人口減少が止まらないという報道です。いずれも日本全般に関係する大きな問題ですが、グリーン・ポケットとも繋がりのある調査データです。

     

    〇厚生労働省と総務省の報告

     

    先ずはメンタルヘルスで悩む人が増加しているというニュースです。厚生労働省は最新の医療機関を受療した患者の数を科目別に調査し発表しましたが、その中で精神科の受療者の増加が目立ちました。同調査は3年に1度実施しており毎回数は増えていましたが、2020年の精神科受療者は過去最多の約586万人となりました。前回調査(2017年)から約196万人も増えています。この増え方は調査を始めてから例がありません。新型コロナウイルスという未曾有の出来事が起こった年であることも影響したのか、メンタルヘルスを蝕む人は確実に増えているという結果です。

    こうした精神疾患を抱えた人を減らそうと始まったのが、ストレスチェック制度や働き方改革でした。これら政府の取組もいい方向には進んでいないようです。

     

    2つ目は総務省からで「去年1年間で日本の人口が約53万人減少した」という報告です。これで15年連続で人口減少となっています。日本の総人口は12488万人、数10年後は1億人を切るとの予想もあることから、人手不足への懸念やAIの活用を紐付けて論ずる報道もありました。

     

    〇どんな社会情勢でも緑の力は不変

     

    2つの政府からの報告は、いずれもマイナスな部分だけが“切り取られて”報道された面もありますが、日本の将来が危惧されるという内容でした。その一方で、グリーン・ポケットとしては様々な分野とのつながりが広がっていく予感を感じます。何故なら、こうした問題は緑の力で解決できる問題だからです。

     

    厚生労働省の報告に対しては、改めて説明するまでもないでしょう。メンタルヘルスの不調者が増えている現状は由々しき問題です。それ故に、産学連携研究で明らかになった緑のストレス軽減効果が大きく発揮される時ではないでしょうか。かつては来客者向けのインテリアだった観葉植物が、社員のメンタルの不安や怒りといったマイナス面を抑えてストレスを減らすのです。社員同士の会話が増えて、コミュニケーションが闊達になります。こうした働きやすい職場にする福利厚生としての緑、社員の心身の健康を維持する健康経営としての緑が、会社に対するエンゲージメントをうみます。業績アップに繋がることが期待されます。社員のために植物を置こうという会社は、これからも増えていくことでしょう。

     

    もう1つの問題である日本の人口の減少ですが、労働形態にもたらす変化は不透明です。確かに、AIの進歩で人手不足を補う業種もあるでしょう。しかし、緑が人に与える効果、例えば心身を健康にする効果は変わることはありません。緑の力は不変です。

    またグリーン・ポケットの仕事は、AIでは対応できない部分が多い仕事です。ただ植物を置いて帰るだけではありません。私たちには5商品があり、セールスマン、コディネートター、アドバイザー、ドライバーという仕事があるのです。

    昨今のAI技術の進展は目覚ましいものとなっています。多くの業界でAIの導入が進み、その効率性や生産性向上が注目されています。しかし、人と人のコミュニケーションを中心としたサービス業であるグリーン・ポケット業務は、AIが完全に取って代わることはできない業務だと考えています。何故なら、サービス業は人と人との対話や感情のやり取りを基盤とする、非常に人間的な業種であるからです。特にグリーン・ポケットはピープルビジネスと言われます。従事する者として、その価値はこれからも変わることなく、むしろAIが進化する時代においてますます重要になると確信しています。どんな厳しい社会情勢の中にあっても、緑の力は不変です。

     

    〇新型コロナウイルス流行が証明したこと

     

    良い例が昨年規制が解除された新型コロナウイルスです。長引く自粛の中で経済は低迷しました。在宅勤務というワークスタイルが浸透し、オフィスを1次閉鎖するお客様もありました。そんな状況でサービス休止となるお客様もいましたが、多くのお客様が継続してくださいました。そして規制が緩くなるにつれ、再開の連絡をいただいたのです。サービスマンから聞いた話を3件紹介します。

     

    『在宅勤務に切り替えたお客様で普段は事務所は閉めていて、交代で出勤されており、担当者とは携帯で連絡をとりあっていました。あるとき「社長室の植物が枯れているかもしれない」と連絡が入り、動画で見てみると枯れています。そこで直ぐにお伺いすると「この状況の中でお越しいただき、誠にありがとうございます。当社の社長も是非お礼を申し上げたいと、お待ちしておりました」と、直接社長から感謝の言葉をいただきました。大変ありがたいことです』

     

    『長く休止していたお客様から「来月から再開する」と電話がありました。久し振りに皆様にお会いし、無事を喜び合いました。以前通りに納品すると、在宅勤務明けの方は「こうしてグリーン・ポケットさんの気持の良い緑を見ると、会社に戻ってきたことを実感します」と笑顔でした。私も一緒に嬉しくなりました』

     

    『営業の方がリモートになり、オフィス内のスペースがあきました。そこで社内で働く方用にフリーアドレスの作業スペースにされたのですが、営業用に借りていた観葉植物を自由にもっていってよいとしたところ、好評でそれぞれ好みの観葉植物をパソコンの横において仕事をするようになったそうです。そのワークスタイルが快適だったようで、営業の方が戻り以前のレイアウトに戻そうというときに継続を望む声がでて、結局予算を増やしていただくことになりました』

     

    このように、今はコロナ禍とされる影響は少なく、休止はほとんどありません。以前の日常は取り戻しています。再開されたお客様へ久し振りに訪問すると「やはり緑はいいですね」という声を多く頂いたそうです。緑は人と人が集う場所にはなくてはならないものだと、その良さを再確認されたお客様も多いことでしょう。10年前ならば、経費削減でなくなっていたことでしょう。「小さな森づくり」がお客様に受け入れていただいていることを実感します。

     

    そして、新規のお客様も増えました。普段の営業活動以外からも、メールや電話からの問い合わせがあります。新型コロナウイルスをきっかけとした、次の理由からです、

     

    「レイアウトの変更を検討している」

    「会社から取り引き業者の観直しを指示された」

     

    レイアウトの変更は、前述したように在宅勤務の社員が増え、その人たちのデスクが不要になり、その新たなスペースに緑を置きたいとのことです。勿論、人が減ったためオフィスのスペース自体が減ったところは多いです。

    また取り引き業者の検討もありました。今までの業者と違いうグリーン・ポケットの「小さな森づくり」の提案を気に入っていただき、切り替えとなりました。きっかけは新型コロナウイルスで、もしなかったとしたら検討はなかったというお客様もいらっしゃいました。まさに“禍を転じて福と為す”となすです。

     

    今回取り上げた日本の将来が危惧される報告も、緑の力でプラスの方向に変えていく、それがグリーン・ポケットの「小さな森づくり」です。

     

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