11月コラム - 緑のレンタル | グリーンポケット          

小さな森づくりコラム

  • 2025.11.04

    コラム

    11月コラム

    11月 クリスマスツリーの歴史

    クリスマスといえば主役はやはりクリスマスツリー。きらびやかな照明やオーナメントが街を彩り始めると、心も盛り上がります。このオーナメントの飾り付けは、クリスマスツリーの長い歴史の中ではそんな昔の話ではないようです。

    クリスマスツリーとしてのモミの木が使われたのは、諸説ありますがドイツにキリスト教の布教をした宣教師が起源のようです。 そして飾り付けをするようになったのは、クリスマスイブの夜に降誕祭の序幕として、教会の正面玄関前で演じられた「神秘劇」が始まりと言われます。この劇は禁断の罪を犯した楽アダムとイブが追放される物語ですが、その舞台に置かれたモミの木に、アダムとイブの罪の誘因となっとたリンゴと、その許しのために捧げられたキリストのからだを意味するホスティアと呼ばれる質素なパンを飾り付けたそうです。つまり、人間の愚かさとキリストの偉大さを対比させる、キリスト教としては重大な意味を持っているのです。その後飾り付けはリンゴとパンからガラス細工など華やかになっていき、本来の意味は失われていきました。 ドイツ以外では1841年に、当時のイギリス王室のヴィクトリア女王がドイツ人と結婚し、クリスマスツリーを広めたとされています。それがきっかけで一般大衆に広まっていったそうです。  

    ちなみに、同じ1800年代の中頃、日本で最初のクリスマスツリーが報告されています。時は江戸時代末期、やはりドイツが関係しています。欧米諸国との開国が進む中、ドイツ(当事はプロイセン王国)とも1860年に開国しました。そのときに来日したプロイセン王国代表のオイレンブルク伯爵という人が、滞在先の大使館に飾ったそうです。もみの木に似た木を探し、すべて手作りだったと言われています。  

    観葉植物は明治時代に入ってきたとされているので、クリスマスツリーの日本デビューは意外と早かったようですね。

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