SDGs、新たなステージへ ~求められる具体性な行動と成果~ - 緑のレンタル | グリーンポケット          

小さな森づくりコラム

  • 2026.04.08

    小さな森づくり

    SDGs、新たなステージへ ~求められる具体性な行動と成果~

     

    4月、多くの企業が新年度を迎えました。目標業績や今期の方針等が発表され、各社の新年度に懸ける思いが伝わってきますが、時代を反映してか、SDGs(持続可能な開発目標)を掲げる企業も多くみられます。 SDGsは2015年に国連で採択され、2030年までに達成すべき世界共通の目標として広まりました。貧困の撲滅、教育の普及、気候変動対策など幅広い社会的課題を網羅しています。その枠組みは「社会的責任を果たす企業」であることの旗印となり、ここ数年で自治体や企業が経営方針などに取り入れるようになりました。メディアでは連日報道され、17のカラフルな目標アイコンをあらゆる場面で目にします。 しかし、昨年くらいから少し落ち着きを見せ始めています。SDGsという言葉自体のブームは、ピークを過ぎたようです。たしかに会社案内などで「当社はSDGsに取り組んでいます」と誇らしげに書かれていても、何をしているのかよくわからない企業もあります。実際にその企業の社員たちをみると、意識が低い人もみられ、そもそもSDGs自体をよく理解していない社員もいます。こうした企業は“グリーンウォッシュ”と揶揄され、まやかしの姿勢が問題視されるようになりました。 企業はより具体的な行動や成果を示す方向へと舵を切っています。代表的な流れが「サステナビリティ」への変更です。サステナビリティとは、単に環境を守るだけでなく、企業が長期的に持続可能な経営を行うための総合的な考え方です。省エネ設備の導入によるコスト削減、廃材のアップサイクルによる新しい商品開発、地域人材の雇用による社会貢献など、日常の業務に直結する取り組みがそのままサステナビリティなのです。 さらに最近注目されているのが「リジェネレーション(再生)」という考え方です。これは「持続可能」から一歩進み、自然や社会を積極的に回復・再生していくという発想です。例えば、森林保全活動に参加することで地域の自然を蘇らせる、廃棄物を新しい商品にアップサイクルして価値を生み出す、地域清掃活動を通じて街の環境を改善する――こうした取り組みは単なる維持ではなく「再生」なのです。 こうして企業は独自の取り組みを進めるようになります。SDGsという言葉にこだわらない、新しい環境考慮の動きです。代表的な例として、国連が主体となってスタートしたNZBA(ネットゼロ・バンキング・アライアンス)の推移があります。SDGsの流れで生まれた枠組みでありながら、設立わずか数年で影響力を失う状況に陥りました。

     

    〇NZBAの設立とアメリカ政権の圧力

    NZBAは、銀行の融資・投資を通じて世界経済を脱炭素化に誘導する国際的な金融連合として、2021年に発足しました。当初は各国主要銀行が参加し、世界の銀行資産の多くの割合を占める規模があり、「パリ協定の金融版」と言われました。実際に加盟した多くの銀行が石油や石炭企業の融資制限を行い、風力エネルギー・水素などへの投資拡大に動きました。 しかし 2024年末頃から、急速にその枠組みは崩れていきます。トランプ政権となったアメリカがNZBAは銀行のカルテル(談合)だと批判し、米国大手のゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーら各社が次々と離脱します。 日本でも三井住友FG・野村HD・三菱UFJなどが追従し、加盟金融機関が大量離脱します。こうしてNZBAは、枠組み自体は存続していますが、影響力は低下しているのが現状です。 日本の金融機関のNZBA脱退後の動きは、独自のSDGs達成に向けた姿勢を明示しています。例えば、三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)は、SDGsという言葉を前面に出すよりも、グループとして「サステナビリティ宣言」を策定し、SDGs達成や社会課題解決を目指すとしています。具体的な金融商品としてはソーシャルローン、サステナビリティローンという国際基準に基づき、環境・社会事業を支援する商品や脱炭素化に向けた支援を行う商品です。 NZBAの影響力の低下は、一部では「SDGsが下火になった」との印象を与えた。」との報道も流れました。下火ではなくより具体的になった、むしろ各企業が進化し独自の新しいステージに入ったといえるのかもしれません。ここでもアメリカの影響は大きいようです。

     

    〇グリーン・ポケットとSDGsの繋がり

    それでは、オフィスにおけるSDGsの具体策は何でしょうか。その1つが植物を置くこと、すなわちグリーン・ポケットのサービスをご利用いただくことです。私たちの「小さな森」は、冒頭の表をご確認ください。 グリーン・ポケット事業の特徴である「植物の力」「社会的意義の高さ」「時代の反映」に、つながっているのです。 これば、間接的ですがグリーン・ポケットとSDGsはつながっていることがお分かりいただけるのではと思います。 例えば、グリーン・ポケットのオリジナル商品に「コズミ」という間伐材を使用した木製プランターがあります。コズミが購入されると、私たちも次のコズミを発注します。そうなると材料となる間伐材が必要となるため、間伐が進みます。間伐により森は整備され、CO2吸収量も良くなります。地球温暖化防止の一助となります。つまりお客様は、コズミのレンタルでSDGsの「目標13:気候変動に具体的な対策を」に参加しているのです。中小企業のお客様からは、身近な環境考慮企業としての姿勢を顧客にも社員にも伝えられると好評です。 また植物の持つメンタルヘルス改善効果は働くモチベーションのアップにつながり、「目標3:すべての人に健康と福祉を」、「目標8:働きがいも成長も」にも通じています。大企業のような寄付やボランティア活動など直接的な貢献ではありませんが、多くの面で関わりを持っています。 時代の流れを反映については、女性の活躍=目標5ジェンダー平等。これはもう説明はいらないでしょう。グリーン・ポケットは女性の感性や能力を生かす仕事として注目され、営業・サービスとスタッフは年々増えています。政界でも、昨年1誕生した高市総理をはじめ、多くの女性議員がその力を発揮して大活躍しています。2月の選挙では自由民主党の鈴木貴子広報部長が常に緑色を身につけて、駆け回っていたのも話題にありました。女性が、緑が、日本を明るくしています。 「グリーン・ポケット事業そのものがSDGs」という誇りをもって、業務にあたってまいります。

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